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2018/08/20
【*このイベントはすでに終了しています】
2018年10月19日(金)20日(土)21(日)の3日間、清水焼団地で開催された「清水焼の郷まつり」。その一角でトキノハ主催のマルシェ「器と寄り添うエシカルマルシェ」を開催いたしました。
マルシェで提供される器は、使い捨て容器ではなく全てがトキノハの器。地球に優しく 且つ陶器を使うので料理もより美味しく見える、陶器祭りだからこそできるマルシェ。というコンセプトで開催しましたが、開催するまでは郷まつりのメイン会場から少し離れているということもあり、集客が大丈夫か、用意している器で足りるのか、など不安だらけでしたが、大きなトラブルもなく、大盛況で終えることができました。ありがとうございました。
マルシェの来場者ですが、
19日(金) 600人
20日(土) 1,000人
21日(日) 1,450人
と日に日に来場者が増え、用意していた座席数50席程度では全然足りず、急遽近隣の方からアウトドア用のテーブルを借りてくるなどして対応するうれしい事態となりました。
今回のマルシェは、いわゆるフードコートのようなイメージで会場をレイアウトしました。
お客様は、
1.食べたい出店者さんで食べ物を購入し、
2.中央の飲食スペースで飲食する。
ここまでは通常のフードコートと同じシステムですが、今回のマルシェでは、ここから少しお客様にご協力をお願いしました。
3.お客様は食べ終わった食器を「洗い場」というスペースで、布の端切れを使って食器の汚れを拭き取ります。
4.拭き取った布はゴミ箱に捨て、割り箸や木製のスプーンやフォークは回収ボックスに、そして食器は返却スペースに返却します。
*回収した割り箸や木製のスプーンは、近江園田ふぁーむさんが燃やして炭にして、それを畑の土に混ぜ込んでもらいます。
なぜ今回、3.と4.をお客様にご協力いただいたのかですが、それには理由があります。
使い捨て容器を使わない=地球に優しい、と言っていながら、食器を洗うのに多量の水と洗剤を使っていたのでは、どちらが地球に優しい行為なのか分かりません。洗うならば、最低限の水で洗いたいと思いました。そのために、「予洗い」ということでお客様に水洗い前の一手間をご協力してもらうことにしました。
ここで使用した布の端切れは、布の問屋さんから処分する布をいただいてきて適当な大きさにカットしたものです。もともと捨てるはずの布を再利用させていただきました。
お客様にも、このイベントが単なる食のイベントではなく、地球に優しいイベントである。そしてその活動に自分も関わった、という参加意識をもってもらいたいというのも狙いの一つでした。
結果的に、お客様もきちんと拭き取るためにいつも以上にきれいに食べようとするといううれしい意識の変化も感じました。それはなんといっても食べ残しの量の少なさが物語っています。
最終的にイベント内で出たゴミの量は、
19日(金)3.6kg
20日(土)5.5kg
21日(日)7.7kg
という驚異的な数字が出ました。20日の5.5kgで45Lのゴミ袋1袋です。1,000人が飲んで食べて、出たゴミの量が1袋。
これには私たち主催者もかなりびっくりでした。でも考えてみれば「布」しかゴミがないのですから当たり前といえば当たり前ですよね。
また、今回のイベントをやってみて、「料理が美味しそうに見える」という声をたくさん聞けたのも器をつくっている私たちにとってはとてもうれしいことでした。
使い捨てのプラ容器で食べるより、陶器に盛り付けて食べる方がおいしい!
そしてその行為は地球にもやさしい!
自画自賛ですが、とても素晴らしい取り組みだったと思っています。
来年もぜひなんとか続けたいなと思っておりますので、今年参加できなかった方はまた来年の清水焼の郷まつりをぜひ楽しみにしていてください。10月の第三金土日に開催です。
最後になりましたが、今回のマルシェを開催するにあたって行ったクラウドファンディングにて3,000円コースをご支援いただいた方のお名前をご掲載させていただきます。
大田 雅之 様・中川 葵 様・前川 珠生 様・南場 成之 様
その他のコースにご支援いただいた95名の方にもお礼申し上げます。ありがとうございました。
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